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名古屋市の不動産売れ残り対策は必須?買主の予算ダウン時に取るべき一手を解説

不動産売却

宇野 雄也

筆者 宇野 雄也

不動産キャリア19年

お客様一人ひとりの「こうしたい」を形にするために、日々全力で向き合っています。
不動産は人生の大きな節目に関わる仕事だからこそ、安心して相談できる“身近な存在”でありたいと思っています。

どんな小さな疑問でも気軽にお声がけください。
丁寧なご説明と迅速な対応で、「この人に任せてよかった」と思っていただけるよう、誠心誠意サポートいたします。

皆さまとの出会いを楽しみにしています。

最近、案内の問い合わせが減ってきた気がする。
そんな不安を抱えながら、売れ残りを意識し始めている名古屋市の不動産オーナーの方は少なくありません。
金利や物価の影響で買主の予算がダウンしやすい今、以前と同じ感覚で売却を進めると、販売期間が長期化しやすい状況です。

しかし、背景を正しく理解し、価格や条件、見せ方を少し工夫するだけで、まだ十分に買主の心をつかむことは可能です。
この記事では、名古屋市で不動産が売れ残る理由と対策を整理しながら、予算縮小が進む中でも選ばれる物件に変えていく具体的なポイントを、オーナー目線で分かりやすくお伝えします。


弊社では、名古屋市中村区を中心に、

・不動産売却査定

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・空家相談

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名古屋市で不動産が売れ残る背景と市場動向

名古屋市は大都市として人口と世帯数が一定水準を維持しており、住宅需要そのものは引き続き存在していますが、世帯の高齢化や単身世帯の増加により、住まいのニーズが多様化していることが特徴です。
一方で、令和5年住宅・土地統計調査では、市の住宅総数に占める空き家率がおおむね1割強となり、およそ7戸に1戸が空き家という状況が示されています。

また、名古屋市が公表している資料でも、長期的に住宅数が増加する一方で、居住世帯のいない住宅が徐々に積み上がってきたことが確認されており、空き家問題への対策が重要なテーマになっています。
こうした背景から、立地や管理状況によっては、売却に出しても買主から選ばれにくい物件が出やすい環境になっているといえます。


最近の日本経済では、物価上昇や光熱費の増加など、日々の生活費の負担が意識されやすい状況が続いています。
加えて、日銀の金融政策の転換に伴い住宅ローン金利は上昇基調にあり、住宅専門の調査機関の分析でも、借入金利の上昇と物価上昇が住宅ローン返済者の不安要因として大きくなっていることが指摘されています。
住宅ローン金利や生活費の将来見通しに不安を感じる買主は、以前よりも返済負担に慎重になり、購入時の予算を抑えたり、頭金を厚くして借入額を減らそうとする傾向が強まりやすくなっています。



その結果として、同じ名古屋市内であっても、売主が想定する価格帯と、買主が実際に出せる予算との間にギャップが生じやすくなり、売れ残り物件を生む一因となっています。

名古屋市で不動産が売れ残りやすい典型例としては、まず周辺相場や買主の予算感に比べて売出価格が割高なケースが挙げられます。

次に、駅からの距離や生活利便施設との位置関係が弱く、通勤や買物の負担感が大きい立地は、他に比較対象が多い都市部では選ばれにくくなります。
さらに、築年数が進み設備更新が十分でない物件や、外壁・共用部分の劣化、室内の傷みなど管理状態に課題がある住戸は、写真や内見の段階で敬遠されることが増えています。

このほか、空き家となってからの期間が長く、通風や清掃が不十分なまま放置されている場合も印象が悪くなり、買主の予算が限られる局面では、より状態の良い物件に需要が集中しやすくなります。

項目 名古屋市の現状 売れ残りとの関係
人口・世帯数 人口横ばい傾向、単身世帯増加 需要はあるがニーズ細分化
空き家率 約1割強、7戸に1戸が空き家 競合物件増加で差別化必須
経済・金利環境 物価上昇と住宅ローン金利上昇 買主予算縮小で価格に厳格
物件の特徴 割高な価格、利便性不足、老朽化 予算内の魅力物件に需要集中

買主の予算ダウンを踏まえた価格・条件見直し術

まずは、名古屋市の売却相場と、実際に購入を検討する買主の予算感を重ねて考えることが大切です。
国土交通省の不動産取引価格情報や不動産ポータルサイトの集計によると、名古屋市の中古マンションは専有面積約70㎡で2,000万円台後半から4,000万円台程度が主な価格帯となっています。
近年は物価上昇や金利動向の影響で、同じ年収でも組める住宅ローン額が抑えられる傾向があり、買主は「無理のない返済額」をより重視しています。

★「半年前なら買えたかもしれません…」と言われたお客様

以前、名古屋市でマイホームの購入を検討されているご夫婦をご案内した際、とても印象に残った出来事がありました。

ご夫婦は、希望エリアや間取りも気に入り、「この家なら購入したいです」と前向きに検討されていました。


しかし、住宅ローンの事前相談を進める中で、ご主人がこんな言葉を口にされました。

「もし数年前の金利だったら、この家を購入できたかもしれません。でも、今の金利で返済を考えると少し不安なんです。」


以前は住宅ローン金利が1%を下回るような超低金利の時代が続いており、例えば3,000万円を35年返済で借りた場合でも、金利0.5%であれば毎月の返済額は約7.8万円程度に収まっていましたが、現在のように金利が1.5%前後になると同じ条件でも毎月の返済額は約9.2万円程度まで上昇し、同じ借入額でも家計への負担が大きく変わる状況となっています。


しかし、現在は住宅ローン金利が上昇傾向にあり、物価上昇によって日々の生活費も増えています。

そのため、現在の購入希望者は、「借りられる金額」ではなく、「無理なく返済できる金額」を基準に物件を探す方が増えていると感じます。

実際、そのご夫婦も資金計画を見直した結果、購入予算を当初より下げて物件探しを続けることになりました。将来的な子供の進学等のことも含めてのご判断となりました。


この出来事を通じて、私は売却をご検討されているお客様にもお伝えしていることがあります。

それは、「数年前なら購入できた買主でも、現在は同じ価格では手が届かないケースがある」ということです。

もちろん、売主様の少しでも高く売りたい気持ちは理解しておりますし、人気エリアや条件の良い物件は現在でも多くの反響があります。


しかし、金利や物価の変化によって買主の予算が以前より慎重になっていることを理解したうえで価格設定を行うことが、早期売却につながる大切なポイントです。


「昔ならこの価格でも売れたはず」という感覚だけで販売を始めるのではなく、現在の市場で購入を検討している方がどのような資金計画で動いているのかを踏まえて販売戦略を考えることが、納得のいく売却への第一歩になるでしょう。



このため、売主としては単に高値を狙うのではなく、実際の予算帯に合う価格レンジを意識しつつ、引き渡し時期や設備の残置など、値下げ以外の条件調整も組み合わせて検討することが重要です。


次に、買主が負担する住宅ローンや諸費用を具体的にイメージした条件整理が求められます。
住宅金融普及協会などの資料によれば、最近は長期金利の上昇に伴い固定型金利がじわじわと引き上げられており、変動金利も今後は段階的な上昇が意識される局面に入っています。
その結果、買主は金利上昇リスクを踏まえて毎月返済額に慎重になり、価格が少し高いだけで検討から外れてしまうことも少なくありません。

そこで売主側としては、価格を若干抑えつつ、仲介手数料相当額の一部負担や軽微な修繕の実施、買主側の諸費用を意識した決済スケジュールの調整など、総支出を減らす工夫を提示することで、予算を抑えたい買主にも選ばれやすくなります。


さらに、売れ残り期間と価格の関係を踏まえた段階的な見直しも重要です。
一般に、掲載から一定期間が経過しても反響が乏しい物件は、相場より割高と受け止められやすく、問い合わせ数の減少が負の連鎖を生みます。

そのため、例えば販売開始から数か月ごとに反響状況を点検し、周辺相場や金利動向を再確認したうえで、段階的に価格や条件を見直すスケジュールをあらかじめ組んでおくとよいでしょう。
特に、名古屋市では中古マンション相場が2,000万円台後半から4,000万円台付近に集中しているため、少しの価格調整で検索結果の価格帯や比較対象が変わり、買主からの見え方が大きく改善する場合があります。

見直しの視点 具体的な工夫 買主への効果
価格帯の調整 相場帯に近づける設定 検索結果で比較しやすい
諸費用の配慮 一部費用の売主負担 初期費用の軽減
見直し時期 数か月ごとの反響点検 売れ残り感の抑制

売れ残りを防ぐための物件価値アップと情報発信の工夫

買主の予算が厳しくなる中でも、売れ残りを防ぐためには、第一印象を高めるための工夫が欠かせません。
とくに、玄関まわりや水まわりの清掃、壁や床の軽微な補修は、比較的少ない費用で印象を大きく変えやすい部分です。
加えて、家具や小物を最小限に整えるホームステージングを取り入れることで、実際の生活イメージを持ってもらいやすくなります。
このように、予算を抑えつつ要所を整えることが、名古屋市での売却活動を有利に進める土台になります。



次に、買主にしっかりと伝えたい物件のアピールポイントを整理しておくことが重要です。

日常の買い物や通勤・通学の利便性、避難場所までの距離や想定される浸水深などの防災情報、公園や教育施設の状況などは、生活の安心感につながる材料です。

また、建物の耐震性や省エネルギー性、定期的な修繕履歴などは、将来の資産価値や維持費の見通しを判断するうえで、買主が気にする点です。
こうした情報を整理し、内見時や資料で過不足なく説明できるようにしておくことで、価格だけに頼らない魅力を伝えやすくなります。


さらに、近年は不動産探しの多くがインターネット検索から始まるため、画面上で選ばれやすい情報発信の工夫が求められます。
室内写真は、明るい時間帯に広がりが分かる角度から撮影し、水まわりや収納、バルコニーなど、実際の暮らしを具体的に想像しやすいカットを揃えることが大切です。
間取り図も、方位や窓の位置、柱や梁の出っ張りなどを分かりやすく表示し、家具配置のイメージがしやすい工夫が有効です。

あわせて、物件紹介文では、写真や間取り図で伝えきれない日当たり、風通し、周辺環境の静かさなどを簡潔に補足し、閲覧者が内見したいと感じるきっかけをつくることがポイントです。

対策の分類 具体的な内容 期待できる効果
印象改善策 清掃・小修繕の徹底 内見時の第一印象向上
魅力整理 生活利便性や防災情報 価格以外の価値の明確化
情報発信 写真・間取り図の工夫 インターネット検索で選択

名古屋市の支援制度や空家対策と併用した長期戦略

名古屋市では、空家の適切な管理と活用を進めるため、「名古屋市空家等対策の推進に関する条例」に基づき、第2期名古屋市空家等対策計画を策定し、啓発や相談体制の整備、流通促進などに取り組んでいます。

また、老朽化が進み周辺に危険を及ぼすおそれのある空家については、「老朽危険空家等除却費補助金」により除却費用の一部を補助する仕組みも用意されています。

さらに、良質な中古住宅を取得する子育て世帯等を対象に、住宅金融支援機構の住宅ローンを利用した場合の利子補給制度も設けられており、買主側の資金負担軽減を通じて中古住宅の流通促進が図られています。
このような公的制度の全体像を理解しておくことで、自身の不動産売却を有利に進めるための選択肢が広がります。


一方で、すぐに売却できないまま空家として放置すると、建物の老朽化や雑草の繁茂、不法投棄などにより近隣への安全面・衛生面の影響が大きくなります。
名古屋市では、空家法の改正を受けて、管理不全空家等についても勧告や命令の対象となる可能性があり、固定資産税等の負担増や、行政からの指導が強まるリスクがあります。

そのため、定期的な巡回、清掃、簡易補修などの基本的な管理を怠らず、必要に応じて専門事業者による点検を取り入れることが、資産価値を維持するうえでも重要です。
空家の状態が悪化してから対処するのではなく、売却活動と並行して計画的な維持管理を行うことが、長期的な損失を防ぐ近道になります。

長期的な視点では、売却一本に絞るのではなく、賃貸として活用する方法や、一部を改修して自己利用と併用する形など、複数の選択肢を比較検討することが大切です。

名古屋市の空家等対策計画では、除却だけでなく利活用の促進も柱とされており、適切に活用された住宅は地域の防犯や景観の維持にもつながります。
売却を急ぎすぎて大幅な値下げを重ねるよりも、賃貸収入を得ながら将来の売却タイミングを見極めるなど、自身の収支計画と市場環境を踏まえた中長期戦略を描くことが重要です。
こうした複線的な考え方を持つことで、買主の予算動向に左右されにくい、安定した不動産運用がしやすくなります。

名古屋市の主な支援・対策 所有者にとっての役割 長期戦略での活かし方
空家等対策計画と条例 適切管理と安全確保の指針 管理方針の確認と早期対応
老朽危険空家除却補助金 危険空家の除却費用軽減 建替えや土地活用への転換
中古住宅取得利子補給制度 買主側の資金負担軽減 中古売買の需要喚起に活用

まとめ

名古屋市で不動産が売れ残る背景には、市場環境の変化と買主の予算ダウンがあります。
しかし、適正な価格設定と段階的な見直し、印象を高めるリフォームやホームステージング、情報発信の工夫で結果は大きく変えられます。
さらに支援制度や空家対策を踏まえた中長期戦略を取ることで、資産価値を守りながら無理なく売却を進めることも可能です。
「うちの物件も売れ残るのでは」と不安な方は、ぜひ当社にご相談ください。
名古屋市の状況と物件ごとの特性を丁寧に分析し、最適な売却戦略をご提案します。


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当社では、査定価格をご提示するだけでなく、仲介手数料や登記費用、抵当権抹消費用などの諸費用を考慮した手残り金額のシミュレーションや、譲渡所得税の概算試算もあわせてご提案しております。


実際に売却価格が同じであっても、取得費や所有期間、利用できる特例によって、最終的に手元に残る金額は大きく変わることがあります。

そのため、売却活動を始める前に資金計画を把握しておくことで、住み替えや老後資金、相続対策なども含めた将来の計画を立てやすくなります。


「まだ売却するか決めていない」「まずは資金計画だけ知りたい」という段階でも問題ありません。

名古屋市中村区をはじめ、名古屋市内でマイホームの売却をご検討の方は、お気軽に株式会社リンクラシアまでご相談ください。



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